朝の会と帰りの会㊤
クラスづくりに、朝の会と帰りの会はたいへん重要です。
朝の会
前述したように朝の会が5分間になってしまい、話し合う時間はあきらめざるを得ず、連絡と私の話の時間にしました。
朝の会係が運営します。
- 8:50
朝の会係の2人が前に出ます。(8:40から朝読書の時間なので)
「朝読書をやめてください」
「おはようございます」
「□月□日○曜日、朝の会を始めます」
- 「出席をとります」
出席簿を見ながら、ひとりずつフルネームで呼びます。呼ばれた人は返事をします。
欠席者・遅刻者を出席簿に記入し、黒板にも書きます。(早退者が出たら、その都度書きます)
- 「きょうの連絡をします」(私が直前に連絡事項を書いたメモを渡しておきます)
「きょうの体育は、体育館に変更です。きょうの放課後1組の教室で学級委員会があります」などと、連絡事項を伝えます。
「ほかに連絡はありますか」
(集配係が出を挙げています)「きょう、数学のワークの提出なので、あとで集めます」などと。
- 先生から、お願いします。
「きのうこんないいことあったよ」と褒める話をしたり、新聞やテレビ番組などからちょっといい話・感動する話や悲しい話をしたりします。写真があれば拡大コピーして用意することもあります。(そのためにも、毎日の新聞やニュースをみることは欠かせません)
きょう一日を充実した日にするための、料理でいえば〝胡椒のひとふり〟みたいなものでしょうか。
こんな話をしたのを覚えています。
◇いつのことかは忘れましたが、たしか池田久美子選手が走り幅跳びで日本記録を出したという新聞記事を読んでのことです。
6m86㎝って、どのくらいだろう?とメジャーで図ってみました。ほぼ教室の端かた端!一ッ跳びでこんなに! これはスゴイ!
その長さをテープで切り、朝の会に持ち込みました。「池田久美子選手が、走り幅跳びで日本新記録を出しました。記録は6メートル86センチ。(テープを教室の端から当てて)ここから…ここまでだ。これを一歩で跳んだんだ」
子どもたち「スゴーイ!」「スゴーイ!」「こんなに!」「スゲー!」
◇たしか、イラク戦争の頃だったと思います。ある週刊誌にその写真記事が特集されているのを知り写真を切り取り、朝の会に持ち込みました。
その写真を黒板に貼り、
「写真を見てください。世界中で反対したけど、戦争を始めちゃった。10歳ぐらいの子かな、顔に包帯巻いてるね。いま、こんな目にあっている子どもがいるんだね」
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