行事の実践3 合唱祭
※登場する人物名はすべて仮名
特別な曲を選んだクラス(3)
高い峰をめざすこと・子ども達の可能性を信じることの大切さ
3年1組(2010年度)が選んだ「あの空へ~青のジャンプ~」㊦-1
合唱祭まで1週間
「月曜日(25日)から朝練習をやります!」
合唱祭の指導部を集めて、訊きました。
「来週月曜日から、朝練習できるんだけど、どうする?」
指導部の人たちは、
「そりゃあ… やるでしょ!」
「やった方がいい!」
「やろうよ!」
「やります!」…
「何時からやる?」
「何時からできますか?」
「学校は7時半に開くから、7時半以降だったら…」
「それじゃ、7時半にしよう」
というわけで、7時半から朝練習をすることになりました。
21日(木)の帰りの会で合唱委員が、
「来週の月曜日から、朝練習をやります。7時半に教室に集まってください」
とみんなに連絡しました。
「早―い!」「オレその時間まだ寝てるよ」…などの声も出ましたが、
「やるからには、みんなで7時半に集まってやろう!」
「はーい」
(「3年1組学級通信№101」2010.10.22 より)
合唱祭まで2日 「あの空へ~青のジャンプ~」
クラスみんなの心をひとつにして、最高の合唱を!
朝練習やってます!
月曜日(25日)から朝練が始まりました。ほとんどの人が来て、指導部が中心となってみんなで机と椅子を並べて壇をつくり、自分たちで練習しています。
朝は声が出にくいので、発声練習からやっています。8時を過ぎる頃になるとだいぶ声が出てきます。
合唱祭で、指導部を中心にほとんど全てを自分たちでやっていった。この自治の力がみごとに
合唱祭でも発揮されていますね。
準備から片付けまで全て自分たちでできる!
指揮者らしい!
指揮者の伊藤さん、指揮者らしくなってきました。指揮者の仕事の1割が本番で指揮をすること、9割は練習で指導することです。
「ここは、クレッシェンドして!」
「もっと強く!」
「〝Jump Up〟もっと大きく!」
などと、歌っている時にもどんどん指示を出します。
「女声の〝なに〟をもっと強く!」
などと、気になるところがあれば、ストップして、その部分だけ繰り返し練習します。
これが本来の指揮者です。
伴奏の森山さんも、楽譜を見ながら、
「そこは、アクセント!」
「休符はないので、音を伸ばして!」
などとアドバイスします。
「もっとクレッシェンドしてください!」
「もっと強く!」
「~のところからやります!」
「○○のところだけやります!」…
指揮者の指示にしたがって、みんなが「はーい!と素直にこたえて、直していきます。
(「3年1組学級通信№104」2010.10.27 より)
※登場する人物名はすべて仮名
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