~2年5組の夏休み大作戦~
明日から、夏休み。
「中学生は2年の夏で変わる」「2年生は夏で変わる」と、よく言います。
これは、中学2年生は、目標を見失いがちで、悪い誘惑に引っかかる心配から言ったものでしょう。
しかし、2年生が夏で変わるのは悪い意味だけではない、と私は思っています。
中学校にもすっかり慣れて、行事やさまざまな活動の経験を積み、学習を進めてきたきみたち、伸びる条件がそなわった2年生で、めあて(目標)をしっかり持てば、夏休みは自分を伸ばすチャンスです。
〝夏休み大作戦〟で、自分にチャレンジ! 自分の可能性にチャレンジ!
この夏、自分を鍛え、高め、少しでいい、自分を変えてみよう!
Part1「これだけはやりきるぞ!」という目標を決め、夏休みのタカラをつくる
「これをやりきって、自分を伸ばす」という目標を決め、実行して「ヤッタゾー!」とおえるタカラをつくりましょう。
「得意科目をたくさん勉強してもっと得意にしちゃおう」というのもいい。
「苦手な英語、毎日単語練習を短時間でも欠かさずやる!」というのもいい。
「部活の練習に休まず出る」「本を10冊以上読む」「お父さんお母さんの田舎に行って、自然の中で思い切り遊ぶ」…
普段できないようなことにチャレンジして、自信をつける夏休みにしましょう。
Part2 目標勉強時間を決め、KG=家庭学習にとりくんで勉強で自信をつける
宿題は早めに
宿題は早く、7月下旬~8月上旬を目処にやってしまいましょう。
宿題をだいじにとっておくと、辛くなるばかりですから。
8月になったら「得意を伸ばす」「苦手を克服」「読書」などにチャレンジしたいですね。
KGノート活用※
夏休み、元気に楽しく過ごしてほしいのですが、宿題もたくさんあるし、勉強がきになりますよね。
三者面談では、ほとんどの人が「勉強をがんばらなければ」と言っています。多くの人が苦手科目を抱えていて「何とかしなければ」と思っています。
夏休みがチャンスです。
数学は、練習問題をくりかえしやることです。
英語は、まず単語を覚えることです。
KGノートに勉強(勉強時間)を記録してください。
……自分を成長させるものはみな勉強です。
読書も、家事も、ものによっては映画やテレビも入れていいですよ。
…(中略)… 勉強した記録がたまり、勉強時間も累計が増えていくと、「こんなにやったぞ」と自信になります。
学校と先生を利用して
家ではやる気が出ない。
そういう時は、環境を変え気分を変えましょう。
図書館に行ってもいい。
学校に来てもいい。
分からない所があったら、久永先生でも他の先生でも、教えてもらえばいい。
塾はお金がかかりますが、先生にいくら教えてもらってもタダですよ。
Part3 先生に、暑中見舞い(の返事)を出す※※
「よし、やるぞ」「がんばるぞ」という気持ちがくじけるのは、たいてい8月上旬。
その頃、先生が全員に暑中見舞いを出します。
返事を書くのは、礼儀です。
返事に、「いまこんなことやっています」「宿題、これだけ終わりました」「○○へ行って楽しかった」などと、夏休みの中間報告を書いてください。
返事をよこさない人は、「病気じゃないか」と心配なので、先生がお見舞いの電話をするか、直接お見舞いに伺います。
保護者のみなさんへ
☆お子さんは、よくがんばっています。
点数にはあらわれない努力や反省点について、褒めて励まし、よき相談相手になってあげてください。
☆KGノートを時々覗いて、励ましてあげてください。
☆勉強のことでも何でも、困っていることがありましたら、夏休み中でもどうぞお電話ください。(学校へでも、自宅へでも)
(2年5組学級通信「ALL FOR ONE」№71 2012.7.20)より
※私は、学期初めに「KGノート」と呼ぶノートを全員に配布しています。
※※私は毎年、クラスの生徒全員に、暑中見舞いと年賀状を出します。
経験上、返事をくれた子はまず心配ないこと、そして、およそ半数以上の子からから返事があれば、クラスづくりはまあまあ順調といえることに気づきました。
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