行事の実践3 合唱祭
2年7組編⑩
合唱の練習 すすんでいます!
毎日、合唱の練習をしていますが、指導部(合唱委員、指揮者、伴奏者、パートリーダー)がしだいに、その指導性を発揮し、指示を出して練習をすすめています。
《指導部がやっていること》
*一週間の予定を横の黒板に書いて、予めみんなに知らせています。
*練習を始める前に「きょうは…をやります」「…へ移動してください」と、指示しています。
*「はやく並ぼう」「パートリーダーが並ばせて!」などと声をかけています。
*「…に注意して!」などと、合唱のなかみについても〝注文〟を出しています。
*パートリーダーが、離れたところで歌い、各パートを聴いて、見て、「どこをなおしたらよいか」を考えています。
*練習後に、総括会をやっています。
〈先生から、アドバイス〉
・机と椅子でひな壇をつくる、外でやってみる、みんなを2グループ(3グループ)に分けてやっ てみる…など、知恵を出しあって、いろいろ工夫しましょう。
・指揮者、伴奏者などで楽譜を見ながら、どこをどうなおしたらよいか、どこをどうよくするか話し合って、みんなに要求しましょう。
・合唱委員を中心に指示を、はやめに、具体的に、大きな声で出しましょう。
練習中にも「姿勢をよくして!」「もっと口を開けて!」「ここはもっと大きな声で!」などと指示する必要があります。
・総括会を充実させましょう。「○○パートが…なので、どうしたらよいか?」「……の曲の~の所、どうしたらよいか」…などと話し合って、次の日のめあてをしっかり示しましょう。
(「2年7組学級通信№134」1995.12.6 より)
あす 合唱祭! 人間の心を歌いあげよう!
およそひと月のあいだ、合唱の練習をつみあげてきました。
いよいよその成果を発表するときです。
7組は、合唱にとりくむなかで、大切なことを築いてきたように思います。
☆みんなで討論してつくった合唱
第一に、7組のとりくみのすぐれているところは、指導部を中心にみんなで討論して合唱をつくってきたことです。
一度みんなで歌います。歌い終わったら、
指導部が「よかったところと、なおすべきところを、「各パートで話し合ってください」と指示します。
各パートで話し合います。
指導部「各パートから発表してください」
各パートから、それぞれの意見を出します。
指導部「いま言われたところを気をつけて、歌いましょう」
こんなふうに練習をすすめてきました。
練習の方針についても、指導部が話し合って、「きょうは、こうしよう」、「次はこうしよう」と指示しています。
☆人間らしさを表現する合唱
7組では、詩のことばと意味を考え、気持ちを込めて歌おうと心がけています。
「春に」は、中学生時代の心情をみごとに表した詩です。
課題曲も自由曲も、人間の心のやさしさやあたたかさを表現した曲です。
いじめや差別、暴力をうちまかすような価値をつくりだせたらホンモノです。
クラス全員の心をあわせて、7組の最高の力を発揮しましょう。
ガンバレ!!
合唱祭 審査基準
《技術点》
- 口をしっかり開け、響きのある声で歌えているか、声量は十分か。
- 各パートの音程が正しくとれているか。
- 各パートのバランスがよく、美しいハーモニーで歌えているか。
- テンポやリズムが正しく歌えているか。
- 歌詞がはっきりと聞き取れるように歌えているか。
《表現点》
- 指揮をよく見て、前向きな姿勢が歌えているか。
- 指揮・伴奏と一体となって歌えているか。
- 曲にふさわしい曲想(強弱やダイナミクス・声ののびや止め等)で歌えているか。
- 歌詞の内容を理解し、表情ゆたかに歌えているか。
- 心をひとつにして感動的な合唱をつくっているか。
(「2年7組学級通信№135」1995.12.19 より)
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