行事の実践3 合唱祭
特別な曲を選んだクラス(3)
高い峰をめざすこと・子ども達の可能性を信じることの大切さ
3年1組(2010年度)が選んだ「あの空へ~青のジャンプ~」㊦-6
(名前はすべて仮名)
合唱祭の感想から(3)
◇とにかく三年間合唱祭をやった中で、めっちゃくちゃ楽しかった。そんでもって、心の中で一番の思い出になると思う。
私は、合唱祭に関して二年間も賞がとれていませんでした。それなのに、三年、最後の合唱祭で金というのは本当に感動的でした。その金賞をとれたのは、この1組だったからだと思います。練習中みんなまじめに、それでも楽しみながら歌の練習をしていました。
そして、みんなでちゃんと順番通りに並んで合わせるようになったら、一発目からこんなに上手くて良いのか!と驚くほど上手くて、これだったら金賞ねらえると自分の心の中で思っていました。
T先生も一生懸命教えてくれて、そのことにこたえるように、だんだんと、ちゃくちゃくと上手くなっていきました。
最後はやっぱり1組の団結力とみんなの明るさで練習をやりぬき、本番になった時、1年は銀、2年は金と青Bのながれで、3年にもくるかと期待したら、「4組銀賞」と発表されて、曲のジャンル的に終了した、3組が〝金賞〟だと正直落ち込んでいたら…、「1組金賞」とよばれて、1分ぐらいボーッとしていました。そして、みんなが喜んでいるのを見たら、本当なんだと、キャーとさけんでしまいました。私は、この時のこの瞬間、この喜びを絶対に忘れません。
本当にこのクラスで合唱祭ができて良かったと思っています。 (S.M.)
◇体育祭、中間テストに続いて練習が始まって、僕は、合唱祭は好きだったけど、少し面倒臭かった。曲が今までより難しくて音がとれないし、音楽の先生はコロコロかわるしで、イライラしていた。
例年のように楽しいと感じられるようになったのは、ようやく音がとれるようになって全員で合わせるようになってからだった。そこから、壇をつくって歌うようになってからは自分の思うままに歌っていた(指揮者や先生の指導の範囲内で)。
このままうまくいくと思っていたのに残念だったのが、1週間前にかぜをひいて、復帰してからしばらくはほとんどうまく歌えなかったこと。
直前になって声は戻ってきたが、「歌える!」という気持ちになれなかった。かぜをひく前は自分でも少し実感があったのに、それ以降は全く感じられなかった。
でも、本番はよかった。みんなから声は聞こえる。自分の声が聞こえる。自身がわいてきた。(A.R.)
◇1組は最初からやる気ある人ばっかりで良かったです。最初は、この曲がやだなーって思ってたけど、練習を重ねていくうちにすごく歌うのが楽しくなりました。みんなでノリノリで手拍子したりして、この曲はすごく1組にあってたなと思いました。男子も女子もみんな心一つにして練習できたと思います。朝練もみんながんばっていて、すごくうれしかったです。それのおかげでもっと一つになれた気がしました。
結果は金賞で、絶対無理だと思っていたから、うれしかったです。まさか3年間金だとは思わなかったです(笑)。
2年間は一度も泣かなかったのに、今年はめっちゃ涙~でした。
打ち上げもすんごく楽しくて、このまま終わりたくないと思いました。
本当に3ねん1くみ青Bさいこうっ! 大好きーっ!! (N.K.)
◇今までの中で、一番本気になれた合唱祭だったと思いました。
3年最後だったからかもしれませんが、金賞をすごく取りたくてたまりませんでした。
選曲の時、私は「ひとつの朝」が歌いたいと思っていて、「あの空へ~青のジャンプ~」は眼中に入っていなかったのですが、まさかの展開にびっくりしました。見本CDを聴くだけで難しいのに、1組はチャレンジ精神がハンパじゃないと思いました。
それに比べて、自分は気持ちが弱いなぁと思って、不安になったりもしました。
「(体育祭の縦割り学級の)1年生とも一緒に練習したりして、楽しかったです。
1年生は最初聴いた時、ヤバいなぁと思ったけれど、理マジックで銀賞を取れたんだと思いました。
それに、私たちの金賞は、36人にプラスして久永先生が大きくからんでいるんだと思いました。
(Y.H.)
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