行事の実践③ 合唱祭
1995年度2年7組編(2)
合唱祭のとりくみ始まる!
12月20日に行われる合唱祭に向けて、「原案」についての学級討議も済み、合唱委員会において議決されました。
それを受けて、クラスで積極的にとりくんでいきましょう。
運営面では、2年生が中心になって係の仕事をやっていきます。7組は、第1希望として、ホール係に立候補したのですが、おしくも4組に敗れました。しかし合唱委員が、めげることなく広報係に立候補しました。
広報係は、「ニュース」を出して、情報を広めたり、宣伝したり…と、合唱祭を盛り上げていくために、なくてはならない仕事です。積極的にとりくんでいきましょう。
合唱にとりくむ価値は?
合唱祭の目標は、合唱委員会で決定した「実施要項」によれば、
- 合唱をつくる活動を通して、学級・学年・全校の自治力を高める。
- 合唱をつくる活動を通して、みんなですぐれた文化をつくりあげる喜びと感動をうみだす。
合唱にとりくむということは、歌を上手に歌えばいいということではありません。
合唱をつくっていく過程で、自治の力を高めることが第一の目標です。
クラス全員35人で、すばらしい合唱をつくろうというのです。とりくむ過程で、いろんなトラブルが生じてあたりまえです。「練習を始めるのが遅い!」「○○さんや○○くんがやる気になってくれない!」「○○くんや○○さんが大きな声を出してくれない!」「なかなか歌詞を覚えてくれない人がいる」「ハーモニーが合わない!」「バランスがわるい」等々。
こういう問題を、自分たちで話し合って解決していく力を高めていくことが第一の目標です。
歌がうまいかへたかではないのです。どう自分たちでつくっていくかなのです。
第二の目標は、すぐれた文化を創造しようということです。みんなで力を合わせて質の高い文化をつくりあげたときの感動は、一生忘れられないほどです。仲間と心を一つにして感動をうみだした経験というのは、一人ひとりに大きな励ましと勇気をあたえてくれます。そういう、人間まるごと認め合う友情を育みたいものです。
(2年7組学級通信「チャレンジ」№121 1995.11.9)
コメント