行事の実践3 合唱祭
特別な曲を選んだクラス(2)
高い峰をめざすこと・子ども達の可能性を信じることの大切さ!
「消えた八月」を歌った2年4組㊥
みごとに高めたクラスの団結!
「消えた八月」に挑戦し、歌いきった!!
4組は価値あることをやりとげた!!
△10月23日(金)。C市民文化会館で、全校あげての合唱大会が行われました。1年生、2年生、3年生の順にクラス合唱の発表が行われましたが、どの学年、どのクラスも、立派な、すばらしい合唱をきかせてくれました。昨年よりさらにレベルアップし、A中の合唱文化が着実に発展していることを示しました。
とくに3年生が、大曲、難曲にもとりくみ、声量・発声・ハーモニーともに〝さすが!〟といわせる演奏で、1・2年生に大きな目標を与えてくれました。
△2年生は、全クラスが課題曲と自由曲を立派に歌いきり、みごとにその力を示したといえるでしょう。
〝第1位〟にかがやいたのは3組。担任の先生不在の中で、自分たちで困難をのりこえ、ほんとうによく、すばらしい、美しいハーモニーをつくりあげました。大きな拍手を送りましょう。
2位、3位の1組と7組。毎日朝練習をしたり、不登校ぎみの子をよんでみんなで練習したり、曲想をどうしようとみんなで話し合って納得するまで練習したり、生徒たちのヤル気がものすごかった。そのヤル気がすばらしい合唱をつくりあげたのでしょう。大きな拍手を送りましょう。
△4組は、惜しくも入賞することはできませんでしたが、前日~当日、最高のもりあがりと団結をつくりだし、入賞クラスに劣らぬすばらしい合唱をつくりあげました。
しかし、4組の値打ちはそんなところにあるのではありません。
「消えた八月」に挑戦したことそのものに、他のクラスの追随を許さない、大きな意味・価値があったといえるでしょう。それほどの詩のなかみ、主張のある歌に挑戦したこと、そしてそれを歌いきったことは、A中合唱大会の歴史に新たな1ページを加えるものです。
4組がやりとげたことの意義と値打ちは、〝第何位〟などという価値基準を超越するほど偉大なのです。
先生は、そういう意味できみたちに大きな拍手を送りたい。
4組はスゴイことをやりとげたのです!
△そして、もうひとつの感動。それは、前日に起こりました。
帰りの30分間の練習が終わったとき、リーダーたちが広げてきたヤル気が最高にもりあがったのです。
「きょう、6時15分に集まって、8時まで練習しよう!」という提案が出され、「よし、やろう!」ということになったのです。
クラスの半分以上の人が集まり、ギリギリの努力! Oくんも参加し、そばについて一所懸命教えてくれた人もいました。そして、「あした必ずきてね!」と言ってくれました。
この、夜の練習とOくんへの激励。このクラスの団結とヤル気! みんなの燃えた心!
私は、「これだけできればいい!満足だ!」と思いました。
(「2年4組学級通信№128」1992.10.24 より)
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