実践

進路について考える(9)【今こそ学校に希望を199】

進路指導をどうすすめるか

学年の目標と課題

~全国進路指導研究会(全進研)の学習資料から

学校の行事、学年・学級の行事と、それにともなう必然的な課題をふまえ、中学校の各学年にふさわしい指導事項の例をあげてみます。

 1年生の場合

  • 基本的生活習慣の点検と確立
  • 学習習慣の確立
  • 学校生活の規律の確立
  • 自治と民主的運営についての理解
  • 家族と自分
  • 学級と自分
  • 社会と自分
  • 「自分」の確立
  • 人間の尊厳について
  • 男女平等について
  • 美しいものにたいする感性をみがく
  • 創作・創造の喜びを知る
  • 科学的なものの見方の基礎をつくる
  • 基礎学力を身につける

 2年生の場合  1年生の内容の再確認と発展の上にたって

  • 友だちをみつめる
  • 勉強は何のためにするのかを考える
  • 能力を伸ばすことができるのか考える
  • 力を合わせることのすばらしさを知る
  • 自然のすばらしさを感得する
  • 平和への願いと意思をかためる
  • 読書のおもしろさを知る

などの事項が加えられるでしょう。

 3年生の場合

むろん1・2年生の内容の再確認と発展の上にたつが、とくに卒業を前にして 

  • 労働の意義と役割を理解する
  • 自分の生き方を考える
  • 何のために高校へ行くのかを考える
  • 現在の高校や社会の現状と問題点について正しく知る
  • 社会を発展させるべき方向について考える
  • その中で自分の役割について考える
  • 自分を変え、発達させていくことについて見通しをもつ

などが掲げられでしょう。

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