進路指導をどうすすめるか
学年の目標と課題
~全国進路指導研究会(全進研)の学習資料から
学校の行事、学年・学級の行事と、それにともなう必然的な課題をふまえ、中学校の各学年にふさわしい指導事項の例をあげてみます。
Ⅰ 1年生の場合
- 基本的生活習慣の点検と確立
- 学習習慣の確立
- 学校生活の規律の確立
- 自治と民主的運営についての理解
- 家族と自分
- 学級と自分
- 社会と自分
- 「自分」の確立
- 人間の尊厳について
- 男女平等について
- 美しいものにたいする感性をみがく
- 創作・創造の喜びを知る
- 科学的なものの見方の基礎をつくる
- 基礎学力を身につける
Ⅱ 2年生の場合 1年生の内容の再確認と発展の上にたって
- 友だちをみつめる
- 勉強は何のためにするのかを考える
- 能力を伸ばすことができるのか考える
- 力を合わせることのすばらしさを知る
- 自然のすばらしさを感得する
- 平和への願いと意思をかためる
- 読書のおもしろさを知る
などの事項が加えられるでしょう。

Ⅲ 3年生の場合
むろん1・2年生の内容の再確認と発展の上にたつが、とくに卒業を前にして
- 労働の意義と役割を理解する
- 自分の生き方を考える
- 何のために高校へ行くのかを考える
- 現在の高校や社会の現状と問題点について正しく知る
- 社会を発展させるべき方向について考える
- その中で自分の役割について考える
- 自分を変え、発達させていくことについて見通しをもつ
などが掲げられでしょう。
コメント