経験談

子どもが主人公の学校に!(3)【いまこそ学校に希望を261】

子どもが主人公の学校に!(3)

大ホールで合唱祭を!

A中で、どの学年も、どのクラスもいい合唱を創り上げるようになってきました。
合唱祭では、各クラスの合唱と、学年全員で歌う学年合唱があります。200人以上で歌う学年合唱は、圧巻です。
学年別に町のホールでやっていた合唱祭を、全校の合唱祭に戻すことにしました。ところが、全校にすると、800人収容の町のホールには、入りきれません。保護者のみなさんが聴きにくることを考えるとなおさらです。このころになると、保護者のみなさんが合唱祭をたいへん楽しみにされていました。保護者有志と教職員によるPTA合唱も始まっていました。
「体育館でやるしかないか?!」という声が……。
「子どもたちが、せっかくあれだけいい合唱をつくっているのに……」
「なんとかならないか!?」
「でも、しょうがない。体育館でやるしかない」
「でも体育館では、あまりにも声が響かない」

誰が言い出したのか?
「C市(S町の南に面する隣の市)のホールを借りられないか?」

「えー! 借りられないんじゃない?」
「お金もかかるんじゃない?」
「あそこまで、どうやって行くの?」

「でも、あんないいホールでできたら最高だ!」(C氏のホールは、音響がいいと評判の1400人収容のホールです)
「あっ、そうだ! Iさんのお父さん、C市の職員で、ホールで仕事しているって聞いたよ」
「それは、ラッキー!」

校長に相談したら、校長は、
「合唱祭やるのは、ぜったいホールがいいよ。C市のホールでできるように進めてくれ。お金は何とかする」

いいものをいい環境でやる! いいものをやるには手間暇かける!
というコンセンサスができてきました。
やる!と決めたら、いろいろ知恵が出てくるものです。
Iさんのお父さんに連絡をとると、大ホールが空いている日を教えてくれました。
入場料を取らず、学校がやる行事なら、減免措置があり、安く借りられることも分かりました。
Iさんのお父さんから、
「是非使ってください。私も楽しみにしています。舞台のセッティングなどは任せてください」
と、温かい言葉。
 
当日、生徒は現地集合。
電車で行ってもよし、バスでもよし、保護者に送ってもらってもよし。
何の問題もありませんでした。
こんないいホールで合唱祭ができるなんて、夢のようです。
生徒も職員も、意気込みが違ってきます。
ステージに上がる時の、緊張もあるでしょうが、「よし、歌うぞ!」「いい合唱にするぞ!」という気持ちが一人ひとりのからだ全体に表われています。

1995年12月20日、C市民文化会館大ホールで行われた合唱祭のプログラムを再現します。
CDとDVDが残っていますが、あの時の感動が甦ります。
こういう感動が、子どもを育て、学校を変えると、実感したものです。
感動の合唱は、学校づくりに欠かせないものになりました。

A中学校 第24回合唱祭~LOVE & PEACE 平和への願い 未来へひびけ!~

  • 1学年 学年合唱 未来へのファンファーレ 
  • 1-4 (課)未来へのファンファーレ (自)思い出がいっぱい
  • 1-3 (課)未来へのファンファーレ (自)涙をこえて
  • 1-5 (課)未来へのファンファーレ (自)ばら色のクジラ
  • 1-2 (課)未来へのファンファーレ (自)遠い日の歌
  • 1-1 (課)未来へのファンファーレ (自)少年の日はいま
  • 1-6 (課)未来へのファンファーレ (自)若い翼は
  • 2学年 学年合唱 思い出は空に
  • 2-6 (課)思い出は空に (自)時の旅人
  • 2-4 (課)思い出は空に (自)青葉の歌
  • 2-5 (課)思い出は空に (自)心の瞳
  • 2-1 (課)思い出は空に (自)海・風・光
  • 2-7 (課)思い出は空に (自)組曲「地平線のかなたへ」より「春に」
  • 2-3 (課)思い出は空に (自)IN TERRA PAX 地に平和を
  • 2-2 (課)思い出は空に (自)大地の歌
  • 3学年 学年合唱 大地讃頌
  • 3-6 (課)大地讃頌 (自)どこかでいつか
  • 3-1 (課)大地讃頌 (自)未来への賛歌「グローリア」
  • 3-7 (課)大地讃頌 (自)モルダウ
  • 3-3 (課)大地讃頌 (自)風のめぐる時
  • 3-4 (課)大地讃頌 (自)流浪の民
  • 3-5 (課)大地讃頌 (自)つばさ
  • 3-2 (課)大地讃頌 (自)樹氷の街
  • 3学年有志合唱 大地讃頌 組曲「水のいのち」より「雨」
  • PTA合唱 ふるさと

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