子どもが主人公の学校に!(17)
一年間の流れ
子どもが主人公の学校をつくる、一年間の流れ
A中では、1年間の中に、授業を中心とした日常活動と行事の取り組みの循環を創り出して、自治的な活動を発展させ、その中で一人ひとりが自立の力を育てていく、という展望を持ちました。
日常活動は、授業を中心とした学級づくりや学年づくりです。
毎日の生活に必要な係活動や清掃も含まれます。
その中に、次の行事についての討議が入ってきます。
次の行事を成功させるために授業の規律も自分たちでつくり、係活動なども自治的に取り組めるようにしていきます。
行事の配置を考え、①日常~②行事~③日常~④行事~⑤日常~⑥行事~⑦日常~⑧行事~⑨日常の循環が、らせん階段を昇るように進化するというイメージをもちます。

- 4~5月、およそ4月いっぱいが「学級開き」。授業、係活動などの活動が始まります。A中では、4月の早い時期に「新入生歓迎会」(生徒会主催)を行い、2年生と3年生が学年合唱を披露します。新入生がはじめて2・3年生の学年合唱を聴いて、感動を味わい上級生の温かさに触れてもらいます。
- 1学期のメインの行事は、1年生は遠足、2年生はキャンプ、3年修学旅行です。
それぞれ学年ごとの行事なので、学年の代議員会(学級委員会)―学級総会で討議をなされ、生徒が決めます。
決める事柄によっては、学年集会の場で決めることもあります。
それぞれの行事が終わったら、その取り組みを日常に生かすために、総括の討議を行います。 - 各学級での、1学期の終わり~2学期の初めに向けての日常の取り組みです。
同時に9月の体育祭に向けた取り組みが始まります。原案について討議し決定し、指導部の選定、選手の選定、係などを決めます。
合唱祭について、原案にたいする討議を行い、各クラスで歌う曲の選定、指揮者・伴奏者を決定します。(立候補者が複数いたら、夏休み中にオーディションを行う場合もあります)
体育祭と合唱祭、いずれも原案について討議、決定するだけです。
ただし、3年生は夏休み中に体育祭のダンスの振り付けを考えます。

- 9月になったら体育祭の練習が始まります。
全校が、体育祭一色になります。
体育祭が終わったら、各クラスでも、日常に生かすために、体育祭の「総括」を行います。 - 授業を中心とした日常活動に取り組みます。
- 合唱祭は、早い時は10月末。遅い時は12月に行いました。練習期間はほぼ1カ月。
体育祭→合唱祭の順序は変えませんでした。合唱をつくることは、より質の高い文化創造の取り組みだからです。 - 2学期終わり~3学期へ向けての、授業を中心とした日常の活動です。
- 3年生を送る会。1・2年生は、1年間の集大成~新学年に向けての〝助走〟という意味があります。
3年生にとっては、卒業式が、3年間の集大成。
3年生を送る会で、3年生は卒業式と同じものを発表します。
3年生は、卒業式で、最高の文化・芸術を創り上げ、最高の感動を生み出します。
と、卒業式を変えていったお話を次回述べたいと思います。

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